病室の窓の白いカーテンに、
午後の陽がさして教室のようだ。
中学生の時分、私の好きだった若い英語教師が、
黒板消しでチョークの字をきれいに消して、
リーダーを小脇に、午後の陽を肩先に受けて、
じゃ、諸君、と教室を出て行った。
ちょうどあのように私も人生を去りたい。
すべてをさっと消して、
じゃ、諸君、と言って。
高見順『死の淵より』 (講談社文芸文庫1993) ジジババがいっぱい(4)老いの静寂 – 血止め式 (via ginzuna) (via pedalfar) (via sampler) (via adorechic)
2009-10-14 (via gkojay) (via pcatan)
